総合内科専門医試験対策講座の収録
久しぶりのブログのアップになります。実は、昨年出版しました「試験のあとも残しておきたい「新」内科専門医・総合内科専門医試験対策問題集」(中外医学社)が好評で、ケアネットに声をかけていただき、ネット配信番組に出演させていただくことになりました。ケアネットはいろいろな活動をされていますが、研修医や専攻医などを対象に診療に役立つさまざまなテーマを番組として配信されています。内科専門医試験受験者に向けた対策講座もあり、今回、私が出しました書籍をみられて、この番組に出演オファーをかけていただいたという経緯です。講座では合計で100問以上の問題を解説する予定で、昨日東京に前泊し、今日、30問あまりを収録してきました。朝の9時から昼休憩を入れて18時まで収録し、これだけ1日でしゃべるのも久しぶりで、くたくたになった状態で新幹線の中におります。最終的にこのシリーズがどのようなタイトルになるかわかりませんが、今のところは、「Dr.中島の総合内科専門医試験 臨床問題100問ノック」(仮)となっています。さまざまな内科分野の問題が、どこから飛んでくるかわからないノックのようにどんどん出てくる番組で、できるだけ情報を盛り込むため早口で30問あまり、走り切って収録は終了しました。
最近は、内科といえば、消化器内科、呼吸器内科、循環器内科、腎臓内科、内分泌内科、神経内科、膠原病内科、血液内科、、、、と細分化が進み、「その患者さんは自分の専門外なので診ることができないです」という医師も多くなっています。一方、総合内科専門医試験は、内科の幅広い全分野から、しかもその分野ごとにサブスペシャリストの先生方が出題されていますので、広く、そしてある程度までつっこんで深く勉強する必要があります。それだけに私一人でこの対策講座を完成させるのは大変なのですが、この講座を受講してくれた医師が無事に試験に合格し、総合内科医として幅広い診療に従事していただき、サブスペシャリティの医師へとうまく連携できる、そのような医師が増えていくきっかけになってくれたらと期待しています。
半日走り切ったスタジオ風景